モモ
デュッセルドルフで知り合った方に勧めてもらったモモという本を読みました。ご存知の方も多いと思いますがドイツの児童文学作家のミヒャエル・エンデさんが書いた本です。名前だけ知ってて今まで読んだことがなかったんですが、時間だけはたくさんあるので、読んでみました。笑
小さな女の子モモと時間泥棒たちの物語。児童文学なのですが、むしろ大人に向けて書かれたような現代社会への批判も読み取ることができます。
ハッとさせられる本でした!
自分の将来の事とか目標とか夢とか、どうやったら上手くいくとか、今何をすべきとか、一人で外国で暮らしていると色々と考えることがあるんですが、それと同じくらいに「時間を慈しむこと」も大切だということを気づかせてくれました。笑
モモだったらNewspicksとか読まないだろうな〜とかくだらんこと考えながら読みました。笑
成長とか、良い教育、良い習慣とか、この時代に生きていると嫌でも目にするワードですが、それらに振り回されずに自分で選んだ道を一生懸命、力のかぎり生きていこうと前を向かせてくれた本です。笑
「すべきこと」に追われるのではなくて、心から「したいと思ったこと」に突き動かされながら生きていく時間をもっと多くできるように、日常の中で幸せや新しい発見をもっと敏感に感じ取りながらこれからも過ごしていこうと思います^_^
僕が慕ってる方から以前連絡がきて、近況の報告をしていた時。最近はどうですか?と質問すると
「毎日が今まで同様、楽しいよ!」
と返ってきました。もうすぐ60近い年齢。そんな言葉を自然に作れるように時間を慈しみながら過ごしたいと思います。
そんな、優しい気持ちにさせてくれる本でした。笑
僕なりの『モモ』の読書感想文です。笑
終わり。