numataのブログ

ドイツ🇩🇪フライブルクでサッカーをしています!元地理歴史の教師!

スペインの古都 トレド!

トレド


スペインの城塞都市トレド
「スペインを1日だけ観光するなら迷わずトレドへ行け」と言われる街。以前からずっと行きたかった街で、首都マドリードからバスで約1時間ほど行った所にあります。アクセスもそう難しくないので、本当にオススメの街です。



迷路のように入り組んだ旧市街。鬼ごっこしたら面白そうな街です。上り降りや階段が多いので、1日歩き回るとけっこう脚にきます。歩き慣れたスニーカー等で観光することを強く勧めます😅笑

トレドは街のいたるところで歴史を感じる街でもあります。キリスト教徒によるイスラム教徒排斥運動、レコンキスタの舞台となったトレド。イスラム、キリスト、ユダヤ教などの宗教が混ざりあった街並みを見ることができます。

ユダヤシナゴーグ内部

街全体を城壁が取り囲んでいることからも、この街が遠い昔、戦争の舞台であったことが伺えます。


トレドの有名な門。ビサグラ新門。門の上部にはハプスブルク家×スペイン帝国=トレドの紋章が。

トレドは剣の名産地でもあります。なんでも紀元前500年からこの地では剣が作られていて、将軍ハンニバルもトレドの剣を使用していたそうです。

ハンニバルというと、ローマによる植民地化に反対したカルタゴの英雄です。象を引き連れてアルプス越えを果たし、イタリアに侵入。ローマを混乱に陥れた人物です。ハンニバルは最後にはローマ軍に破れてしまいますが、それ以降ローマの将軍たちは「あのハンニバルもここで武器を手に入れていたのだ」とこぞってトレドから武器を調達したそうです。


下の写真は街中にある武器屋さん。

トレドは川に囲まれていて、2.3キロ離れたところにトレドの街並みを一望できるスポットがあります。

こうしてみてみると川に囲まれたこの地形。攻め落とすとなると、むちゃくちゃ大変そう。だからこそトレドは、キリスト教徒vsイスラム教徒の戦いにおける重要な拠点となっていたのでしょう!

展望スポットには一件レストランがあり、そこで何か食べようと野外の席に着いた時、財布を忘れたことに気づきました。ホテルまで取りに帰ったのがいい思い出です。2往復したので、約8キロの道のり。走って行ったので、足がパンパンになりました

その日は気持ちよい快晴で、展望台からは旧市街の向こうへと沈んでいく夕陽が綺麗に見えました!日が沈むと街に火が灯ってこれがまた綺麗なこと!

誰かとこの感動を共有したい!そんな気持ちを押し込めながら、1〜2時間ぐらい日が沈む様子を眺めていました。その光景を同じように眺めていた、紫の髪色をした欧米人が隣にいたのが印象的でした。

迷わずトレドへ来て良かった!そう確信するような素晴らしい景色でした!

終わり!!