メスキータの街!コルドバ!
メスキータというのはイスラム教、キリスト教の文化が交じり合って生まれたコルドバ特有の建築遺産です。
なんじゃこりゃ!っていうのが第1印象。奇妙な装飾に見とれながら建物の中を歩き回っていると、係員に引き止められます。
「帽子をかぶるな。」
見とれすぎて気がつきませんでした。神聖な建物の中では帽子をとりましょう。、、😅
コルドバでは上の写真のゲストハウスに宿泊しました。天井をぶち抜いた大胆な設計。夜の9時半ごろまで明るいヨーロッパの晴れ渡った空が見える、とても気持ちの良い場所でした。
スペイン語は挨拶しか知らないので、従業員の案内は何を言ってるのか全然わかりませんでした。笑
ただ何よりも、笑顔!
言葉はコミュニケーションにおいて、意外と必要ないのかもしれません。とにかくこの場所においては笑顔とジェスチャー、片言の英語さえあれば、食べ物を交換することもできたし、美味しそうなハンバーグをどこで買ったかどうかで、談笑することもできました!
コルドバの街は夜になると昼間とは違った雰囲気をみせます。川を挟んで対岸からみる街の景色は幻想的で、デートスポットにもってこいです。
橋の下では、クラシックのコンサート楽団が観客を賑わせていました。夜11ごろでもお客さんは一向に帰らず、日の長い夏のヨーロッパの雰囲気を、僕はここでぼんやり感じていました。
ユダヤ人街 花の小道
歩いているだけで、ワクワクするような街並みのコルドバ。また行きたいです!!
スペインの古都 トレド!
トレド
スペインの城塞都市トレド
「スペインを1日だけ観光するなら迷わずトレドへ行け」と言われる街。以前からずっと行きたかった街で、首都マドリードからバスで約1時間ほど行った所にあります。アクセスもそう難しくないので、本当にオススメの街です。
迷路のように入り組んだ旧市街。鬼ごっこしたら面白そうな街です。上り降りや階段が多いので、1日歩き回るとけっこう脚にきます。歩き慣れたスニーカー等で観光することを強く勧めます😅笑
トレドは街のいたるところで歴史を感じる街でもあります。キリスト教徒によるイスラム教徒排斥運動、レコンキスタの舞台となったトレド。イスラム、キリスト、ユダヤ教などの宗教が混ざりあった街並みを見ることができます。
街全体を城壁が取り囲んでいることからも、この街が遠い昔、戦争の舞台であったことが伺えます。
トレドの有名な門。ビサグラ新門。門の上部にはハプスブルク家×スペイン帝国=トレドの紋章が。
トレドは剣の名産地でもあります。なんでも紀元前500年からこの地では剣が作られていて、将軍ハンニバルもトレドの剣を使用していたそうです。
ハンニバルというと、ローマによる植民地化に反対したカルタゴの英雄です。象を引き連れてアルプス越えを果たし、イタリアに侵入。ローマを混乱に陥れた人物です。ハンニバルは最後にはローマ軍に破れてしまいますが、それ以降ローマの将軍たちは「あのハンニバルもここで武器を手に入れていたのだ」とこぞってトレドから武器を調達したそうです。
トレドは川に囲まれていて、2.3キロ離れたところにトレドの街並みを一望できるスポットがあります。
こうしてみてみると川に囲まれたこの地形。攻め落とすとなると、むちゃくちゃ大変そう。だからこそトレドは、キリスト教徒vsイスラム教徒の戦いにおける重要な拠点となっていたのでしょう!
展望スポットには一件レストランがあり、そこで何か食べようと野外の席に着いた時、財布を忘れたことに気づきました。ホテルまで取りに帰ったのがいい思い出です。2往復したので、約8キロの道のり。走って行ったので、足がパンパンになりました
その日は気持ちよい快晴で、展望台からは旧市街の向こうへと沈んでいく夕陽が綺麗に見えました!日が沈むと街に火が灯ってこれがまた綺麗なこと!
誰かとこの感動を共有したい!そんな気持ちを押し込めながら、1〜2時間ぐらい日が沈む様子を眺めていました。その光景を同じように眺めていた、紫の髪色をした欧米人が隣にいたのが印象的でした。
迷わずトレドへ来て良かった!そう確信するような素晴らしい景色でした!
終わり!!
モモ
デュッセルドルフで知り合った方に勧めてもらったモモという本を読みました。ご存知の方も多いと思いますがドイツの児童文学作家のミヒャエル・エンデさんが書いた本です。名前だけ知ってて今まで読んだことがなかったんですが、時間だけはたくさんあるので、読んでみました。笑
小さな女の子モモと時間泥棒たちの物語。児童文学なのですが、むしろ大人に向けて書かれたような現代社会への批判も読み取ることができます。
ハッとさせられる本でした!
自分の将来の事とか目標とか夢とか、どうやったら上手くいくとか、今何をすべきとか、一人で外国で暮らしていると色々と考えることがあるんですが、それと同じくらいに「時間を慈しむこと」も大切だということを気づかせてくれました。笑
モモだったらNewspicksとか読まないだろうな〜とかくだらんこと考えながら読みました。笑
成長とか、良い教育、良い習慣とか、この時代に生きていると嫌でも目にするワードですが、それらに振り回されずに自分で選んだ道を一生懸命、力のかぎり生きていこうと前を向かせてくれた本です。笑
「すべきこと」に追われるのではなくて、心から「したいと思ったこと」に突き動かされながら生きていく時間をもっと多くできるように、日常の中で幸せや新しい発見をもっと敏感に感じ取りながらこれからも過ごしていこうと思います^_^
僕が慕ってる方から以前連絡がきて、近況の報告をしていた時。最近はどうですか?と質問すると
「毎日が今まで同様、楽しいよ!」
と返ってきました。もうすぐ60近い年齢。そんな言葉を自然に作れるように時間を慈しみながら過ごしたいと思います。
そんな、優しい気持ちにさせてくれる本でした。笑
僕なりの『モモ』の読書感想文です。笑
終わり。
良い日悪い日
こんにちは!
ドイツ南部の街フライブルクに来て1週間ほど経ちました!
直接練習場に行き、サッカーやらせてくれと頼んで練習参加して、加入OKの返事をもらい、チームも決まりました。
写真撮ってないですが、設備の整った人工芝のグランドがあるチームです!
今はシーズン開始前のフィジカルトレーニングの期間。身体バキバキです。ドイツ語は少しずつ聞き取れるようになってきました。簡単な文章ですが自分のしたいことや、相手に対して浮かんだ疑問なども伝えられるようになってきました。
家はコートジボワール人🇨🇮の旦那さんとフランス人🇫🇷の奥さんとシェアハウス、というかホームステイのような感じで暮らしています。
僕と喋るときはドイツ語、夫妻で喋るときはフランス語、使い分けて喋ってるようです。インディカ米?を鍋で炊く方法を明日か明後日教えてもらう予定です。笑、最近パスタしか食べていないので。ペペロンチーノと味噌バターパスタが最近のマイブームです。
充実した生活を送っていますが一点気になることが。
家の前の公園に毎晩決まった時間に現れ、ウロウロしている黒人男性数人がとにかく怪しい。金銀バージョンで夜にしか現れないポケモンのように。ホーホーのように、夜にしかいない人たち。サッカーの帰りや買い物の帰りに絶対その公園を通らないといけないので、ちょっとビビっています。小走りで帰ったりむしろ自分に怪しい雰囲気を出すためにフード深くかぶったりしてます。
怪しげなその公園一帯を出て数分歩くと、中世の時代に来たかのような趣のある石畳の街が広がっています。一長一短を感じながら今日も生活しています。
予想はしていましたが、日本に比べると変な人に遭遇することが増えました。
つい最近。今の家に引っ越すまでの少しの期間泊まっていたドミトリーでは、強烈な臭いを放つ明らかにおかしい人と遭遇しました。
部屋に入ってくるなり、シャワーはどこ?と聞いてきたその人は、今まで嗅いだことのないとんでもない異臭を放っていました。これは部屋を変えてもらうしかないと決心し、貴重品とベッドの周りにある服だけもって部屋を出ることに、、
部屋を出る際、予想外の早さでシャワールームから出てきたその男性。シャワールームに脱衣場所があるにもかかわらず全裸でした。その状態でわけのわからない言葉を喋っていました。サッカーのチームメイトの裸を見るのとは訳が違います。ドイツのサッカークラブにはクラブハウス内に必ずシャワーがあるため、ドイツ人男性の裸集団は見慣れた光景です。その見慣れたはずのドイツ人男性の裸がこうも気持ち悪く感じるとは。
とりあえず、けっこうやばい人でした。
ちなみに、ドイツ人男性はほぼ全員アンダーヘアを剃ります。不潔に見られるから、だそうです。
部屋を出て、部屋の変更を申し出る前にレセプションから少し離れた所にあるソファーで休憩していると先程の男性が。
自分の荷物を全部持って、レセプションの人に何やら話している。どうやらお金の返金手続きをしてるらしく、そこで合点がいきました。シャワーを無料で浴びにきたんだなと。そういう方法があるのかとちょっと関心さえしました。
その男性が去った後、念のためレセプションの人に確認しましたが、やっぱりチェックアウトしたそうなのでもう一度部屋に戻ることに。
部屋のドアを開けると、その男性の強烈な残り香が部屋にまだ充満していました。思わず「嘘やろ」とひとり言を言った程。その後、吐きそうになりながらも換気のため窓を全開にしてもう一度部屋を出ました。
3.4時間後、部屋に戻ると無事匂いは消えていました。窓が大きくて本当に良かった、、。
今のところドイツにきて1番嫌だった出来事がこれです。笑
一転してその翌日。嬉しいことが。
外食後、部屋に戻るとアジア人が椅子に座っていたのですが、目があって挨拶した瞬間、お互い、一度会ったことがあることに気付きます。
韓国人の彼とはドイツのシュヴェリーンという街のドミトリーの同部屋で過ごしたことがありました。シュヴェリーンはドイツの北端。そしてフライブルクは南端(南西端)。12月の初めにシュヴェリーンで別れて、およそ900キロ南に下ったフライブルクで、およそ2ヶ月後たまたま再会した事実が2人とも信じられず、思わず漫画みたいに声をあげました。一瞬止まって、あの時の!っていうあれです。笑
そういえば韓国人の彼は、シュヴェリーンで話した時、ドイツの街をこれから回るつもりだと言っていたことを思い出しました。彼も片言の外国語。内容は忘れましたが、その夜はたくさん喋りました。
次の朝、朝食を一緒に食べて、再び別れました。
これはまた会う気がするぞ笑とお互い笑ってました。
今のところ、人との出会いに関して運命を感じたのは彼が初めてです。笑
良い日悪い日。悪い日は良い日の布石。と感じた四日間のドミトリー生活でした。笑
終わり。笑